1980年になると、小学校の教員だった「まついのりこ」は自分の子どもに手作り絵本を作ったことに端を発して、その後、絵本作家の道に進みました。演じ手と観客の言葉のやりとりや動作を通じて、共感を作り出す「観客参加型」の紙芝居を、たくさん作ったことでも知られています。
「おおきく おおきく おおきくなあれ」
「たからさがし」
「ごきげんのわるいコックさん」
「ふしぎなくるま」
「かりゆしの海」
「ひーらいた ひーらいた」
「UFOがやってきた 目の不自由な人といっしょに」
「みんなでぽん!手話ってすてきなことば」
(いずれも童心社発行)
1998年に「紙芝居 共感のよろこび」と題された紙芝居の理論書が発刊され、童心社は各地で「出前紙芝居大学」を開催するようになりました。
その流れを受けて、2001年には「紙芝居文化の会」が設立され、その初代代表には「まついのりこ」が就任して、新しい紙芝居運動が始められたのです。
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