(1)日本人は自己アピールが得意ではない
(2)プレゼン力は生きる力になる
(3)紙芝居はプレゼンのトレーニング
日本人はスピーチやプレゼンテーションといった自己アピールが得意ではないと言われます。
アメリカでは幼稚園の時から、例えば好きな人形をみんなに見せながらしゃべるといった「SHOW&TELL」というスピーチの時間があります。そんな幼い時からスピーチあるいはプレゼンの練習をしているのです。
プレゼン力は、自分を相手に認めてもらって、提案を受け入れてもらうものなので、「自分の価値を高めて、上手に生きていくためのスキル」そして「良い人間関係を作るスキル」といった「生きる力」になるものなのです。
自分の考えや意見を他の人に分かりやすく伝えることは、コミュニケーションの基本です。コミュニケーションには、言葉によるコミュニケーションと言葉以外の手段による「非言語コミュニケーション」がありますが、受け取る情報の80%以上が目から入ってくる「非言語コミュニケーション」によると言われます。
良いコミュニケーションの前提になるのは、聞き手との間に「共感」が生まれることです。そのために有効なのが「絵」と「ユーモア」と言われています。紙芝居は、「絵」を見せながら、「ユーモア」を交えた語りで、話し手と聞き手の間に「共感」を生むものなので、有効なプレゼンのトレーニングになります。
紙芝居の作品を作ることは、自分の思いを「作品」という形で可視化(見える化)して、自分なりの「こだわり」を物語りの展開に込めることになります。プレゼンテーションでは、話し手が自分の主張を聞き手に伝えるためには、「こだわりのあるストーリー」が必要で、そのストーリーに共感することで、聞き手は話し手の提案を受け入れて、行動を変えようとすることにつながります。紙芝居の創作は、そのための有効なトレーニングになるのです。
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