「伝わる方法」は、聞き手をひきつける話し方や話の展開の組み立て方、見せる資料の作り方と言ったプレゼンのテクニックです。
伝わる方法は、言葉だけに限りません。絵を描くことが好きなら、「絵」という表現方法を使っても良いのです。
コミュニケーションには、「言葉によるコミュニケーション」と言葉以外の手段による「非言語コミュニケーション」があります。情報の80%以上が、目で見た「非言語コミュニケーション」で伝わっていると言われています。
写真よりも、シンプルな絵を見せた方がわかりやすく、印象に残りますし、何より楽しい雰囲気になります。まさに「百聞は一見にしかず」なのです。
絵日記には、高い知育効果があるとされています。
絵日記では、見たものや経験したことを絵に描き起こして、文章を添えます。右脳を使って絵を描き、左脳を働かせて文章を書くので、両方の脳を刺激して、子どもの想像力を育てるのです。
しかし、絵日記は苦手だったという大人は少なくありません。なぜなら、「1+1=2」といった「答えありき」の教育システムで育てられたからです。また、欧米のように自分の主張をはっきりと表明するような機会も少なかったのです。
子どもが絵日記を描く時には、次のようなステップを踏むことが勧められています。
① テーマを決める
子ども自身が描きたいと思うテーマを優先する
② 印象に残ったことを書き出してみる
箇条書きなど簡潔に書く
③ 絵を描く
文字よりも先に絵を描く。自分が目にしたものを直感的に絵にすることは、記憶力を強化する。
絵が物語るので、文章は短くてもよくなる。
④ 文章は5W1H
「いつ」「どこで」「だれが」「なにをなぜ」「どのようにしたのか?」
他の人に自分の思いを伝えるためには、頭の中をまとめなければならない。アウトプットするためには、思考をまとめる必要がある。
「最後までていねいにしっかり書く」ことで、やり遂げる力が身について、学習の習慣づけになり、学力の向上につながる。小さくても成功体験を重ねることが大切。
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